息子

2011年9月22日 (木)

祝!初勝利、そして大いなる敗北

6月12日の話

昨日の夜がんばって練習をした。今日は試合だ!

今日の試合は同じ流派の試合。関東近郊のあちらこちらの道場から選手が集まる。

前回のように試合前から泣くようなことはないがだいぶ緊張している。背格好も息子とほぼ同じくらいの対戦相手、ひとつ上の級だ。ちょっとビビッてるので僕が檄を飛ばす。だんだん気合が入ってくるのが分かる。

試合開始。前半はやや押されぎみ。でもだいぶパンチが出ている。息子も所々押しているが決めにかける。どちらも決め手の無いまま判定へ。0-0の引き分けで1分間の延長戦。息子は体力が無いので心配をしていたが延長戦の後半に相手が疲れてきたところで息子が猛ラッシュ。試合終了後の立ち姿まで判定の対象になるので最後の力を振り絞って
背筋を伸ばし十字を切っている。

2-1の判定。やったー!息子が勝った!!

息子は今まで痛かったり、怖かったり、悔しかったりで泣いたことしかなかったのに今日は嬉し泣きだ!

お父さんもうれしいぞ!!力いっぱい息子を抱きしめながら二人で喜んだ。後からお母さんもやってきて3人で抱き合って喜んだ。嬉しかった。本当に嬉しかった。

嬉しいことはまだ続く。二回戦目。相手は2級上の選手。

圧倒的に強い。スピードが全く違う。それでも息子はパンチを繰り出す、蹴りを出す。ほとんど相手には効いていない。ずっと押されっぱなしだが立ち向かっていく。泣かずにがんばっている。前回の流血の試合とは全然違う。一生懸命に、絶対勝てない相手に立ち向かう息子の姿に僕は感動していた。結果は3-0で相手の勝利。

体も小さく、気も強くなく、おとなしくて、やさしくて、運動の苦手な息子が空手をやっているだけでも大変なこと。それでも一度始めたのだからと思い続けさせている。試合にも出たけれど、周りの子たちとのレベル差を見るととても勝てるチャンスは無いかなと思っていた。それが今日は初勝利。それにもまして二回戦目の試合振りは素晴らしかった。初勝利したことよりも、負けてしまった二試合目のほうが僕らにとっては重要な意味をもっていた。「空手やってて本当に良かったね。」かみさんがそう言った。本当にそうだと思った。

試合終了後、相手の選手とご両親が息子のところに来てくれた。「いい試合だったよ。よくがんばってたね。」相手選手のお父さんが息子に声をかけてくれた。

息子よ、よくがんばった!
初勝利、おめでとう!
そして、ありがとう。

※2回戦目にあたった選手は優勝しました。(また優勝選手とあたったのでした(汗))

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出稽古と「ひやりん児」

6月11日の話。

今日は土曜日。息子の空手の出稽古の日だ。

息子が空手を習っているのはスポーツクラブの1クラス。道場から先生が出張して教えてくれている。

先生が普段教えている道場へはスポーツクラブの子供たちも「出稽古」させてもらえる。明日はまた試合だ。前回の流血試合のようにならないように練習だ。

今日の稽古、本人の気合が入っていないのか、組み手をやっていても全然手が出ていない。あれ、出ているときもある。

なるほど、相手の強さによって手が出たり出なかったりしている。最大の課題だ!

帰宅してからいろいろとその点注意をして、明日に備えてもう一度復習しようとしていた。

けれどどうにも不調でソファーで一休み。今夜は唐組のお芝居「ひやりん児」があるのであと2時間ぐらいしたら家を出ないといけない。でもどうにもこうにも体が動かない。そのまま寝てしまった。

目が覚めたときはもう芝居が始まる時間。「ひやりん児」はあきらめました。ひと眠りしたらあれだけ調子が悪かったのが復調!これなら芝居も行けた、などと思いつつも、息子と空手の練習。

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完全ではないけれど、課題であった悪いところがだいぶ良くなった。じつはこの練習が明日の試合に大きな効果を表したのだった。せっかくのお芝居を棒に振ってしまったけれど、これはこの練習をするために調子が悪くなったんじゃないかと思うくらい意味のあるものになっていたのでした。

明日はどっちだ!

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流血

5月29日の話

息子の空手の試合。代々木の第二体育館で行われる他流派の大会に参加した。

息子は試合に出るのは今回で2回目。体も小さく、経験も浅い息子にとって試合はなかなか大変なこと。それは百も承知でわれわれ親は息子を叱咤激励している。

息子にとってはかなり不安なこと、強い相手が来たときの恐怖心も息子の性格から考えると容易に想像はできる。

しかし、息子よ。試合が始まる前から泣くな!

試合開始。一瞬にして相手の強さがわかる。二級上だがそれ以上の強さだ。息子は防戦一方で全く手が出ない。おまけに顔面に蹴りをもらってしまった。口元にあたり、唇が切れて流血している。

それでも息子は試合中もずっと泣きながら相手に向かっていった。全くといっていいほどかなわない相手に何度も何度も向かっていった。

結局、一本をとられずに時間いっぱいまでがんばった。判定はもちろん3-0で相手が勝った。

口から血を出しながら、泣きながら戻ってきた息子。

あんな強い相手に良くがんばったぞ!

※この対戦相手優勝しました。

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