音楽

2012年5月 2日 (水)

ラプソディ

今日は清志郎さんの命日。
あれから3年たった。

今年もこのブログに↓これを書くのだ!

<清志郎さんのHP「地味変」に掲載されていた最後のメッセージ>
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妙に前向きになるのはなぜだろう。
腰にガンが見つかった。心配はしないでくれ。
このくらいのことは覚悟してたんでぜんぜんヘコんでないから。
ブルースはまだまだ続いているというわけだ。
残念ながら夏のイベントはキャンセル、治療に専念します。
楽しみにしててくれたみんなにはゴメン、でもすぐに帰ってくるから応援してくれ!

もう一度言おう。 夢を忘れずに!

2008年7月 忌野清志郎

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「もう一度言おう。 夢を忘れずに!」

今年も「スローバラード」を聴いて寝よう。

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2011年12月29日 (木)

NOWHERE

2011年12月29日。今年最後にライブを観に行った。高円寺JIROKICHI。

Jirokichi

NOWHERE。寺岡さんが正式加入してから観るのは初めてだ。

今日のライブのこの気持ち良さ、一体どんな風に表現したらよいだろうか?

「すげー!」とか「かっこいい!」とか、なんかそんな単純な言葉しか浮かばない。それでは十分に表現できていない。

とにかく「いい!」のだ。これは体感しないと分からない。言葉でこの「いい!」を再現することなんかできない。

メンバー全員の感情やテンションの高さ、心地よさや楽しさが「音」と「歌」で伝えられてくる。まさに「音楽」であり「ROCK」だ。

寺岡さんの正式加入がまたNOWHEREを違う時限へと進化させていく。このメンバーでずっとずっと長くやっていってほしいなぁ。

一年の締めくくりにふさわしい素晴らしいライブだった。

どうもありがとう!

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2011年12月26日 (月)

ロックと島唄

声が出た瞬間、一瞬にして空気が透明になる。唄者大島保克、そんな歌声だ。

Rock_to_shimauta

2011年12月26日、山口洋と大島保克のライブに行ってきた。食べ物もおいしい横浜サムズアップ。前回観たのが2011年5月同じくサムズアップ。ここで山口洋を観るのはもう四度目。

一度目はソロで、

二度目は細身魚と二人(そのときのブログ:歌う男と彩る男
http://jirojirojiro.cocolog-nifty.com/jgrblog/2010/01/post-c6ff.html

三度目は今年5月の大島保克と(そのときのブログ:月ぬ美しゃ
http://jirojirojiro.cocolog-nifty.com/jgrblog/2011/05/post-0787.html

そして今回が四度目。

前日まで僕は石垣島に、それも大島保克の生まれ育った白保に滞在していたのだ。これも何かのご縁だなどと思いながらライブを観る。仕事で30分の遅刻。入り口に着くと山口洋のギターの音が聞こえている。

いつにもにも増してとてもリラックスした雰囲気の中でライブは進んでいく。ギター一本で歌う山口洋の歌はHEATWAVEの時のそれとはまたちょっと違う趣がありとても好きだ。ギターの音と歌がもっと濃密に繋がっていてまるで一つの楽器のようだ。

「りんご追分」をやってくれた。山口洋のオリジナルのように歌われ、そしてRockだった。

「出発の歌」も聴けた。これだけでも頑張って来たかいがあるというものだ。

後半は大島保克。古い島唄とオリジナルの島唄を歌う。声が出た瞬間、一瞬にして空気が透明になる。別に「美声」という訳ではない。まごうことなきおっさんの声質だ。でもそれが三線の音色とともに歌声になった時、その透明感と直進性は聴く者の身体を射抜くような感じだ。

僕の大好きな「流星」で山口洋がギターを弾く。何とも深みが増した音像に変わる。

「イラヨイ月夜浜」は沁みた。歌声が耳からではなく、体の表面全部から入ってくるような感じだ。その声は心と体の一番深いところに沁みわたっていく。

この二人で交互に歌う「満月の夕」は凄い。でも前回聴いた時とはまた違った感動があった気がする。この感覚が何なのかを言葉で表現するのはもう少し時間がかかる感じだ。

とにかく素晴らしい夜だった。

そして、来場者に配布された「そうま・かえる新聞」。

Soumakaerusinbun

原発の「被災地」である相馬市の親御さんたちが「子どもたちを守りたい。未来に希望を残したい。」一刻も早く「帰る」場所に戻したいと始めたプロジェクトをMY LIFE IS MY MESSAGEがサポートしています。

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2011年12月11日 (日)

残ったギター

ギター、エフェクター、ギターアンプ、録音機材、CDを処分した。

最低限必要なものだけを残し、中古楽器の買い取り業者とCDショップに出してしまった。

以前から、「(ギターを)ちゃんと触ってやれるのは2~3本ぐらいだな」と思っていたのだが、実際には一番多い時で、兄貴のを引き取った分を含め、16本あった。兄貴のギターは、兄貴の友人に貰っていただいたり、僕の分でもギターを始めるという友達にあげたりしたが、2本のベースを含め12本残っていた。

今回ギター6本、エフェクター20台、録音機材8点、ギターアンプ2台、CDは約400枚処分した。

最後に残ったのはこの5本とエフェクターが少し。CDは大分残ってしまった。

Remains

そのまま持っていても本当は特に問題はなかったのかもしれない。どれをとっても大切で大好きな音のするギターだった。手放すのは断腸の思いでもある。でもどうしても「本当に必要なもの」にだけ絞り込む必要性が僕の内にあった。

震災から数か月。何かをしなければならなかったし、何かを変える必要があった。でも何もできていなかった。地震、津波、原発事故で被害にあわれた方々に対する支援。そして「贅沢」を排除し、必要なものをだけで生きていく、というのが大きなテーマ。

  「贅沢」:自分にとって必要のないものや、無駄なことにたくさんお金を使ったり、使いきれないものをたくさん所有したり、本来それが持っている機能以上に貨幣価値の高いものを所有したり、「生きる」ことに必要な分量と質を超えた余剰な消費活動したりすること。

我々の「贅沢」が「人間としての豊かな暮らし」とすり替えられ、利便性、合理性が追求され大量消費構造を生みだす。我々が「豊かな暮らし」を目指せば目指すほど、そこでは必要以上の電気エネルギーが生み出される。そのエネルギーが本当に必要だと思いこまさせる。そしてその大半は都市部で集中的に消費される。でも電気エネルギーの生産拠点は地方に置かれている。「安全だから大丈夫」と思い込まされて、都心部から離れた場所に原子力発電所が設置される。

福島原発で作られたエネルギーのほとんどは、我々都市部の人間が「贅沢」を享受するため、都心部で必要以上に消費するためにあったのだ。我々の電気の無駄遣いの為に福島の人々が、事故が起きるまでは想像すらできないほどの大きなリスクを持たされていたのだ。避難生活を余儀なくされている人々、放射能の恐怖におびえながら生きている人々、仕事を失ってしまった人々、農産物を丹精込めて一生懸命作ったとしても売ることができない人々、そんな方々がたくさんいるのだ。それもこれも僕のせいなのだ。自分個人の責任としてとらえないといけないはずだ。

「彼らの痛み苦しみは僕のせいなのだ!」

そう思おう、そう感じよう、そう考えよう。この考え方は山口洋氏の受け売りではあるけれど、そうしなければいけないと思っている。、

しかしこれを日々の日常生活の中で行うのはとても難しい作業なのである。ついうっかり忘れてしまうし、元の意識のままに戻ってしまう。

今回の事故の責任の一端を自分に置き換えようとする思想の試みは、日々の日常生活の流れの中では、なかなか自分の体に染みついていかないのが実情だった。頭では「自分のせい」だと思おうとしても、どこかで人ごとのような感じになってしまっている。具体的に何も行動をしていなかったからだと思う。

えらそうに東電や政治家の非難をするだけで、自分では何もしていない。寄付や義援金も預ける先の信頼性の問題であまり積極的には行っていなかった。そう、結局自分は何もしていないのだ。

日常の中で電気を消したりするだけでなく、自分の痛みを伴って「贅沢」を正していこう。生き方を変えていこう。そのためには自分の大事にしている物を見直そう。痛くも痒くもないことをやっても自分を変えることはできないはずだ。ギター、機材の処分を考えた。自分の大好きで大事にしている物を手放し、もう一度どうするべきかしっかり考えよう。「贅沢」をしないことは自分の「必要」のレベルをどれくらい下に持って行けるかだと思う。このギターの処分を最初のアクションとして自分に本当に必要なものを考え直し、今までの生き方考え方を変えていきたい。

今こそは人が変わらなければならないという。これも人様の受け売り。作家の池澤夏樹氏はこの事態を機会に人々に意識は変えていかなければならないと主張している。

だいぶ飛躍したロジックだし、かなりの自己満足。でもそれでも良い!だいぶ遅くなってしまったけれどこれは自分の一つの行動である。

ギター、機材、CD、買い取り金額は投資した分よりはかなり安いけれど、全部合わせればそこそこの高額。これは被害にあわれた方々に対する支援として使う。信頼できるこちらに義援金として送ろうと思っている。

My Life Is My Message

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2011年11月 7日 (月)

Joe

8月7日のこと

ジョー山中さんが亡くなられた。

ジョーさんのアルバムは全部ではないがほとんど持っている。

Albm

たぶん中学時代に、兄貴が持っていたFlower Travelling Bandの「Make Up」聴いたのが最初だと思う。石間さんの音源を辿るとジョーさんのアルバムにたどり着き、たくさん聴いた。

2003年の11月にクロコダイルでハプニングスフォーのライブゲストに森園さんとジョーさんが出たときに見に行った。ハプニングスフォーと森園さんをバックに「Satori Pt2」をやったときは涙が出そうになった。

Flower Travelling Band再活動開始の知らせには本当に驚いた。一生見られないと思っていたFTB。ジョーさんの歌声は衰えてはいなかった。そこには昔のFTBでは無い、今のFTBが間違いなく存在していた。新しく録音されたアルバムも凄く良い。

肺がん罹患のニュースからはずっと心配していた。クロコダイルで行われた「Get Well Joe」は2日分のチケットを取っていたけれど仕事で両方ともどうしても行けなかった。

悲しい知らせが届いたのはそれからちょうど一年。僕はずっとこのバッチを会社カバンの中に入れて持ち歩いていた。

Getwelljoe

ジョーさん、どうもありがとう。ご冥福をお祈りいたします。

Lullaby

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「生きることは愛する事と 覚えていて欲しいのさ
      ララバイ・オブ・ユー 歌える日まで歌おう
          ララバイ・オブ・ユー 歌える日まで歌おう」

           ジョー山中 『ララバイ・オブ・ユー』 より

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2011年11月 3日 (木)

MY LIFE IS MY MESSAGE

6月14日の話

この日HEATWAVEが「MY LIFE IS MY MESSAGE Vol.1」と銘打って渋谷DUOでライブを行った。

このライブはただのライブではなく、「MY LIFE IS MY MESSAGE」というのもHEATWAVE単独でのツアー名ではない。

下記URLに詳しいが、簡単に言うと東関東大震災の復興支援のプロジェクトにおけるチャリティ・コンサートである。「MY LIFE IS MY MESSAGE」というのはそのプロジェクトの名前である。他のそれらと大きく異なるのがこのプロジェクトの成り立ちだ

http://mylifeismymessage.info/

フランスの名門ブランド<Cloe>とRock Band <HEATWAVE>がこのプロジェクトのコアになっている。ファッションと音楽の持つそれぞれの力を合わせ、被災してしまった人々の復興を長期的にサポートしていくのがこのプロジェクトの主旨。

僕はこの日どうしても仕事の折り合いがつかず会場に到着したのはライブの後半。一番後ろの壁際に場所を見つけ、やっとライブを見ることができた。

いつもと違った印象を受ける。会場全体がリラックスした感じで、何だか暖かい空気に包まれているような心地良さ、楽しさを身体に感じる。

音は熱く、ほとばしるエネルギーにあふれたテンションの高い演奏はいつもと同じ。それとこの心地よい感じがどうも結びつかない感じだが、実際にはそれがあの場所では起きていた。

きっとステージと客席が一体となった、被災された方々に対するピュアな思いやりや慈しみの心がそれを体現化していたんではないかと思っている。

この日のライブはCD化されている。

http://no-regrets.jp/heatwave/disc/2011/liveforsomacity/index.html

聴くべし!

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2011年9月24日 (土)

さらばBig Man

6月18日のこと

クラレンス・クレモンズの訃報はショックが大きかった。

Sn3m0194

Rockのフィールドであれほどサックスの存在をアピールした人はいなかったんじゃないかと思う。

ホントカッコいいサックスの音だった。

ご冥福をお祈りいたします。

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2011年9月23日 (金)

Somedayのちタンゴ

6月18日の話

東京国際フォーラム。佐野元春のコンサートを観た。

このコンサート、実は当初3月12日、13日に同じくTIFで行われる予定だったもの。震災の影響で延期となりこの日と翌日に開催された。

僕は最初このコンサートに行くつもりはなかったのだが、このブログの記事を見てどうしても「行かなくてはならない」という感覚になっていた。それでもすっかり東京での開催日も忘れていた3月11日午前中、ふとこのコンサートのことを思い出しネット検索をしてみる。

「うぁっ、明日だ!」

どうやらネット予約の当日券がある。あわてて予約をを取り付けることができたのがお昼前。その数時間後にあの地震が起きた。

前述のブログ記事や「月と専制君主」の感想が書かれた他のミュージシャンのブログ、そして「月と専制君主」に付属されていたDVDの映像。どうしても観たくなったし、観なくてはいけない、という気がますます強くなっていった。

佐野元春のコンサートに行くのは初めて。震災のこともありきっと何かメッセージ性の強いコンサートなのではないかと勝手に思っていた。

久しぶりのTIF、こんな大きなホールは久しぶりだ。35周年ということもあって演奏される曲は代表的なヒット曲が盛りだくさん。会場のお客さんも大そうな盛り上がりでオープニングからスタンディング状態だ。MCも曲にまつわる話、今までの音楽活動を振り返る話、一緒に演奏してきたミュージシャンの話等々、35周年の総括にふさわしい内容であったし、佐野元春ファンのみなさんはそれを望んでいたんだと思う。

震災に関わる話は、東北のファンの方から来たメールの話だけだった。ほんの一言だけ。そこで語られた短いコメントには佐野元春のありったけのメッセージが込められていた、そしてそのメッセージはこのコンサート全体で具現化されていた。

「音楽を楽しもう!」

あれだけの大きなホールの隅々にまで、演者の「音楽を楽しもう!」という情熱がほとばしるように駆け巡っていた。そしてファンのみんなはありったけの思いとともに「音楽を楽しんで」いた。

通路を隔てた隣の席のおじさんの楽しそうな笑顔が忘れられない。人はこんなにも楽しい顔になるのか?っていうくらい、ものすごい満面の笑顔で最初から最後までずっと一緒に歌っていた。

あの日チケットを予約してよかった。やはり「行かなくてはならない」コンサートだった。

※この日のライブは「コンサート」という表現がより適している感じがしたので全て「コンサート」と書いています。

Sn3m0191

会場を出たのが21時ちょっと過ぎ。

「まだ間に合う!」

と小走り気味に向かったのが銀座アンデパンダントでの<立川亮とタンゴアカシアーノ>のライブ。今回は1部が他のバンド、2部がタンゴだったのでちょっと遅れたけれどどうにか間に合いました。

佐野元春の余韻に浸りながらのタンゴ。いつものように演奏はしっかりとしながらも「おふざけ」満載の楽しいライブ。先ほどのコンサートとは全くもって違う世界。

同じ日に観たこの二つの「コンサート」と「ライブ」。でも僕にとっては全く同質のもので、僕からは一直線につながっている感じなのだ。僕にとってはどちらも同じくらい大切なものだ。

「今夜二つの音楽に触れることができて良かったなぁ。なんて幸せな夜なんだろう!」と小雨の振る中、銀座を後にしました。

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2011年5月24日 (火)

英国セッション

先週の土曜日。「英国セッション」に参加してきました。

「英国セッション」って何かというと、以前このブログでも紹介した音楽セッション・サークルのイベントでイギリスの曲限定で選曲しセッションをしようという楽しい集いです。

今回のイベントは震災もあり、計画停電等で開催も危ぶまれたのですが、幹事さんの孤軍奮闘によりどうにか実現。良かった!

総勢30人で23曲を演奏。僕は今回歌で1曲、ギターで4曲の計5曲を演奏してきました。

1. Message in a Bottle / The Police
2. I Shot the Sheriff / Eric Clapton
3. Be My Friend(歌のみ) / Free
4. All Right Now / Free
5. You Really Got Me / The Kinks

やはり僕にとって一番の難曲である「Message in a Bottle」はうまくいかず(涙)。何度もつっかかるは、ミストーンは出しまくるは、リズムはキープできないは、でひどい本番の仕上がりでした(号泣)。

それ以外の曲はとても良いというわけでは無いけれど、何とか楽しく弾いたり、歌ったりすることができました。

他にはThe Rolling Stones、Elton John、David Bowie、The Kinks、XTC、The Power Station、Gary Mooreなどなど。何とCamelまでありました。

一緒に演奏して頂いたみなさま、どうもありがとうございました。

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2011年5月 9日 (月)

月ぬ美しゃ

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GW中の5月4日、横浜サムズアップ。山口洋のライブに大島保克がゲストで出演。

僕にとっては何と夢のような競演だ!二人のライブはそれぞれ観たことはあるけれど、一緒に演奏したらどんな風になるのか僕には想像もつかなかった。

一部は山口さんのソロ。いつものようにアコギ1本とroopを使った演奏。「speechless」に収録されている曲からの選曲はとても馴染み深く心地良く心に響く。休憩を挟んで大島さんのソロ。三線を弾きながらの島唄。昔の島くとぅばで唄われる島唄は、言葉の意味はわからないけれども三線の音の響きと、圧倒的な唄の力で僕ら観客をぐいぐいと引き込んでいく。何と真っ直ぐに直線的に飛んでくる唄声だろうか。大島さんの声で眉間を射抜かれるような感じだ。

前回大島さんのライブを見た時も感じたことだけど、三線というのは独立した楽器ではなく、完全に島唄の一部なんだと。そう感ぜずにはいられないくらい、曲と声と三線の響きは全く一つの「唄」として僕らの耳と体と心に届けられていた。

山口さんがこのライブの前に大島さんのライブを観たときの感想を語っていた。

「だが、果たして、あの音楽、音と音の隙間にギターを弾くことは必要なのだろうか?」

そんな山口さんの感触が何となく分かるような気がした。

大島さんのソロの最後には二人での演奏。それぞれの持ち歌にそれぞれが三線とギターで伴奏をつける。これがまた素晴らしい!ギターの音は必要でした!!

大島さんの曲は「流星」。2007年のアルバム「大島保克 with ジェフリー・キーザー」の中でもピアノと三線で演奏されているとて美しい僕の大好きな曲。ピアノの代わりにアコギの音色。音数の少ない繊細なその音は「流星」という曲が視覚化される効果をより一層引き立てていた。会場の人達はきっと音と音の間に「流れ星」を見ていたんじゃないかと思う。本当に綺麗な星空だった。

山口さんの「Nowhereman」での三線の響きはこれまた格別。シンプルな楽曲にシンプルな音の相乗効果は、全く僕らの想像を超えた音像世界を作り上げ、その心地よさと言ったら現実感が薄らいでしまうほど次元を超えている感じだ。

アンコール。

「月の曲を2曲やります。」再びステージに現れた大島さんが最初に言ったこの一言で、どの2曲か直ぐに分かった。分かったと同時にちょっと鳥肌が立つぐらい嬉しかった。やはり最後に演奏されたのは「月ぬ美しゃ」と「満月の夕べ」。

「月ぬ美しゃ」はただただひたすらに美しく、僕はこの感動の中でうるうるしていた。そして「満月の夕べ」。二人で交代でボーカルをとっていた。大島さんの唄う「満月の夕べ」を聴いた瞬間、僕の涙腺は決壊。心に響くにも程がある。

山口洋、大島保克この二人によって演奏された「月ぬ美しゃ」と「満月の夕べ」は、あまりにも美しく、あまりにも切なく、あまりにも希望の光に満ち溢れていた。これはただ単にこの2曲に象徴的に現れているだけで、ライブ全体にこの感じが終始貫かれていた。

すばらしい音楽をどうもありがとう。

Sn3m0143

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