文化・芸術

2010年6月29日 (火)

六月のうたたね

三遊亭好太郎さんの独演会を観てきました。

<好太郎の六月のうたたね>

6月29日(火)

上野広小路亭 
出演 三遊亭好太郎 
ゲスト 笑福亭 竹林

いやぁ、おもしろかったなぁ!ゲストの竹林さん、上方落語を生で見るのは初めてだったけどこちらも大変笑わせていただきました。

好太郎さんの酔っぱらいは秀逸。面白い話を二席、たっぷり堪能しました。

やはりライブはたまらない!

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2010年5月30日 (日)

ダジャレ

息子がテレビの特集か何かで見て、興味があったようで「ポンペイ展」を見てきました。場所は横浜市立美術館。

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予想以上の大混雑でゆっくり展示を見ることはできなかったのですが、約2000年前の人々の暮らしとは思えぬ文化レベルの高さに驚き。

展示品にちなんだグッズ販売コーナーでこんな物が売られていたので思わず購入。

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これ、名前は「ポンペイ糖」!中身は金平糖が入っています。

2000年の時を超えて、目の当たりにした様々の遺跡や出土品の数々も、このダジャレで一蹴されてしまいました。

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2010年4月23日 (金)

テンパリットソング

今回で2回目の観劇となるネコ脱出の芝居を観にいった。

劇団:ネコ脱出(主宰:高倉良文)
演目:『テンパリットソング』
脚本・演出・殺陣:高倉良文

あらすじなどはこちらを。

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毎回感心するのだが脚本が本当に良くできている。ひとつの大きな物語の流れの中に、主人公を取り巻く登場人物のキャラに合った全く別々の出来事が、全く違和感無く融合して次々と展開していく。それぞれの出来事にはちゃんと意味があり、大きな物語の重要な構成要素になっている。

それにもまして今回はコメディだ。いたるところに笑いが仕掛けられており、物語の展開を加速させる役割を果たしている。そしてそのそしてその笑いがいちいち面白い。


キャスティングそのものにも笑いが仕掛けられている。小学5年生役を演じるのは強面の40歳過ぎのおっさんだ。見た目はどう贔屓目に見てもヤクザだ。それもかなり怖そうなヤクザだ。浩二君が現れた時の会場のどよめきとそれが爆笑に変わるさまには、思わず「やられた。」だった。


この小学5年生役のヤクザのおじさん。Dragonさんという役者さん。Dragonさんはかみさんの友人のご主人でこの芝居を観させていただくきっかけを作っていただきました。(Dragonさんは現在役者業よりも、後輩の育成に心血を注いでいらっしゃいます。)



前回と同じような感想ですが...。


目の前で芝居をしている方々が声として発しているのは台本に書かれている台詞だ。それがある瞬間に言葉に変わる。言葉は自分にとって意味のあるものであり、自分にとって必要な言葉は体の中に入ってくる。そうやって言葉として伝える能力をもっているのが役者さんなんだろう、と改めて認識させられました。

特に今回の小学5年生役のDragonさんの台詞は小学五年生の言葉になって観客に伝えられていました。お母さんに対する思いやりあふれる言葉は、ご年配のお客さんにはもろにハマったようで、皆様すすり泣いていらっしゃいました。


この方はきっと芝居に選ばれた人なんだろうなぁ、と感じずにはいられませんでした。



罵声飛び交うテンションの高い台詞回しはコメディなれではの手法ではあるのですが、一度この方の、声を張らない芝居を観てみたいなぁと、何故か僕は思っておりました。


芝居はクライマックスを終え、大団円。最後は出演者全員で歌いながらの踊りで終了。この時の出演者の方たちの表情がすばらしかった。本当に心の底から楽しんで芝居をしている、舞台を作っている、自分を表現している。そんな感じの表情を見ていると、僕は「羨ましい!」とさえ思ったほどでした。



芝居が終わり、かみさんと遅い昼食をとりました。今見てきた芝居の感想などを、二人してやや興奮気味に語り合うのもとても楽しい時間でした。



どうもありがとうございました。

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2010年1月27日 (水)

役者

かみさんの友人の旦那さんが客演として出演するというのでお誘い頂きました。

劇団:ネコ脱出(主宰:高倉良文)
演目:『茶沢通りに咲いた花』
脚本・演出・殺陣:高倉良文

やっぱり足を運ばないといけない。こういう素晴らしいものに出会うには自分で足を運ばなければならないのだなぁと痛感しました。

いやぁ、本当に面白かった!

下北沢という街で繰り広げられる、時代の時間軸も大きく異なる6つの物語をオムニバス形式に平行で走らせていく。それぞれの物語は独立はしていながらも微妙に絡み合う。共通の題材である、下北沢茶沢通りに咲いている「花」をモチーフとして、生きる「希望」という大テーマに全ての物語が収斂されるという演出は、観客の想像力を大きくかきたてていくのです。

いわゆる謎解きのような要素は無いのだけれど、それぞれの物語の中に物語と物語を繋いでいくヒントが埋め込まれている。観客はストーリーを追うのと同時に、無意識のうちにそのヒント探しに意識が向けられ、結果として物語の中に深く深く入り込んでいってしまうのです。

所々、胸を射抜かれるような鋭い台詞が突きつけられる。でもそれを突きつけるのは言葉そのものの力だけではなく、役者さんの力によるところが大きい。この芝居の中でその力が一番強かったのが、客演されているかみさんの友人の旦那さんでした。

台詞の中で語られる言葉の本当の意味。台詞としては発せられておらず具体的な言葉にはなっていないけれど、台詞の中に込められてる意味。それらを如何に観客に伝えきるか、それを表現しきることが出来るかが役者さんの力だと。この方の演技を観ながらそう感ぜずにはいられなかったのです。

僕らは芝居を観ると同時に、「役者」を観ました。

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2009年12月10日 (木)

オヤケアカハチ ~太陽の乱~ 石垣島公演

東京公演を見た後、本当にもう一度みたいと思っていました。次の公演は石垣島、3回の公演があるとのこと。家族3人で行くとお金もかかるし、会社も休めないし、また次の機会に、となかばあきらめておりました...が、


行くことができました!


溜まっていたマイルでローシーズン・チケットをゲット。なんと1泊2日の強行軍。土曜の朝に羽田を発ち、その日の夜公演を見て、翌日の午後には石垣島を離れました。



現代版組踊『オヤケアカハチ~太陽の乱~』
日時:2009年12月5日(土) 19:00~
場所:石垣島 石垣市民会館大ホール
出演:ウィング・キッズ・リーダーズ(石垣島在住の小学4年生から高校3年生までの子供達)
脚本・演出:平田大一


前回も書いたけれど、見ごたえのある、本当に素晴らしい感動を与えてくれる作品です。作品そのものの素晴らしさもさることながら、子供たちに感動してしまいます。小学生から高校生まで、男子も女子も分け隔てなく一体となって、ひたむきに、ただひたむきにこのお芝居に取り組んでいることが全身の五感を通じて感じられます。

そして涙が出るくらい嬉しくなってしまうのが、子供たちがこの芝居を心の底から楽しんでいて、それが嬉しそうな、楽しそうな表情として彼らの顔に屈託なく表れていることです。


もうひとつ、この芝居で凄いのはスタッフの皆さん達です。出演者と同様もちろんプロのスタッフはいません、ウィング・キッズ・リーダーズのスタッフメンバー、出演者のお父さんお母さん達、OBの皆さん、ボランティアの皆さん達が血眼になって土台を支え、この芝居を作り上げてくれているのです。


大道具、舞台美術、衣装、メイク、会場運営、宣伝等等々やらなければならない仕事は数限りなくあるようです。傍から見ていても物凄く忙しそうで、皆さん本当に大変そうっだったのですが、これもまた皆さん嬉々として楽しそうにやってらっしゃいました。


東京公演と石垣島在住の友人のご縁で知り合えた方ともお会いできたのと、演出の平田大一さんとお話しする機会に恵まれたことも、この公演を見に来て嬉しかったことです。どうもありがとうございました。


前回の東京公演と同様、息子は3時間近い長い芝居にあきもせず、逆に食い入るように見ていました。終わってから友人を家へ送る車の中でも、「僕は道標になるぞ!」と興奮気味に叫んでいました。


この経験が彼の心の中で、何かが生まれる小さな種に繋がってくれたら良いなと思っています。


かなり無理をして観に来ました。でも本当に来ることができて良かった。またこの芝居を見ることができてよかった。1泊2日の短い旅だったけれど、中身の濃い経験をすることができました。

この日、この公演を僕の家族と友人家族揃って一緒に見る事ができたことに心から感謝です。


ウィング・キッズ・リーダーの皆さん、スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。どうもありがとうございました。また皆さんにお会いしたいと思っています。

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 「風よ光の風よ めぐる運命(さだめ)の道標(しるべ)よ

          大地吹き鳴らし叩く 島の太鼓(てーく)ぬ響き」

               イクマあきらwith平田大一 『ダイナミック琉球』 より

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2009年9月 6日 (日)

オヤケアカハチ ~太陽の乱~ 東京公演

※12月5日石垣島公演の記事はこちら

久しぶりに芝居などを見てきました。最後に見たのは野田マップの「半神」じゃなかったかな。それ以来、演劇鑑賞なんておそらく10年ぶりぐらい。

現代版組踊『オヤケアカハチ~太陽の乱~』
日時:2009年8月21日(金) 19:00~
場所:新宿 東京厚生年金会館
出演:ウィング・キッズ・リーダーズ(石垣島在住の小学4年生から高
校3年生までの子供達)
脚本・演出:平田大一

約500年前に石垣島大浜村でおきた史実と、実在の人物「オヤケアカハチ」の生き方を、伊波南哲の長編叙事詩『オヤケ・アカハチ』をテクストにして描いた物語。

今年の1月に石垣島経済新聞のこの記事を見つけました。僕らにとっては馴染みの深い(友人の住んでいる)大浜村の話、東京公演は絶対見に行こうとこの記事をブックマークしていました。

今夏石垣島に行った時、この芝居の出演者であるウィング・キッズ・リーダーズが出るイベント二つに参加することが出来ました。というのも前述友人のお友達の息子さんがこの劇団のメンバーで、友人が一緒にイベントに行こうと誘ってくれたのです。

最初のイベントは老人ホームの夏祭り。子供達が劇中で踊るダンスを披露してくれました。おじいちゃん、おばあちゃんも大喜び。(友人のお子さんはエイサーを踊りました。決まってたよ!)

二つ目は、今回の東京公演のためのチャリティコンサート。ディアマンテスのアルベルト城間と石垣島ゆかりのミュージシャンによるコンサートで売上はこの東京公演の遠征資金に寄付されます。ここでもウィング・キッズ・リーダーズのダンスを見ることが出来ました。

両方とも芝居の中でのダンス部分を切り出して披露されました。現代的なダンスがポップミュージックに乗せて踊られているので、前時代的なモチーフのこの芝居にどうマッチするのかこの段階では全然分かりませんでした。僕はただただ、子供達のきらびやかな目の輝きと、彼ら彼女らのひたむきな表情に目を奪われているだけでした。

このチャリティコンサートで演奏された芝居のテーマ曲(芝居本編でもディアマンテスが生演奏)、演出の平田大一氏がタイコだけで歌った曲は、心の琴線に響く何か重要なメッセージを内包しているようでした。

現代版組踊『オヤケアカハチ~太陽の乱~』東京公演。本当に感動的な公演でした。芝居そのもののクオリティは、プロのそれとは大きくかけ離れ、お世辞にも...、という感じなのですが、でもそんなことはどうでも良くって、心を揺り動かされるもっともっと大きな感動が僕の胸に押し寄せてきました。

この大きな感動が一体どんなものなのか自分自身でもよく説明がつかないのです。

僕の個人的な石垣島への思い、子供達の輝き、子供達の夢、チャリティコンサートでのメッセージ、音楽、オヤケアカハチの物語、今夏の島への旅、兄貴のこと、家族のこと、いろんな方との出会い、大切なご縁、僕の周りのいろんな事とそれに対する僕のいろんな感情等々、いろんなことが複雑に絡み合ってこの感動を受けているようです。これから時間を掛けて少しずつ整理していこうと思っています。

たまらなく素晴らしい作品です。もっともっとたくさんの人達に見てもらえるといいなぁと思っています。

この日、この公演を家族揃って見る事ができたことに心から感謝です。

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「Love Songを唄う前に あたしは始め一人きり 名も無い愛を確かめもせず」

           カルメン・マキ&OZ『Love Songを唄う前に』より

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