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2011年5月 9日 (月)

月ぬ美しゃ

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GW中の5月4日、横浜サムズアップ。山口洋のライブに大島保克がゲストで出演。

僕にとっては何と夢のような競演だ!二人のライブはそれぞれ観たことはあるけれど、一緒に演奏したらどんな風になるのか僕には想像もつかなかった。

一部は山口さんのソロ。いつものようにアコギ1本とroopを使った演奏。「speechless」に収録されている曲からの選曲はとても馴染み深く心地良く心に響く。休憩を挟んで大島さんのソロ。三線を弾きながらの島唄。昔の島くとぅばで唄われる島唄は、言葉の意味はわからないけれども三線の音の響きと、圧倒的な唄の力で僕ら観客をぐいぐいと引き込んでいく。何と真っ直ぐに直線的に飛んでくる唄声だろうか。大島さんの声で眉間を射抜かれるような感じだ。

前回大島さんのライブを見た時も感じたことだけど、三線というのは独立した楽器ではなく、完全に島唄の一部なんだと。そう感ぜずにはいられないくらい、曲と声と三線の響きは全く一つの「唄」として僕らの耳と体と心に届けられていた。

山口さんがこのライブの前に大島さんのライブを観たときの感想を語っていた。

「だが、果たして、あの音楽、音と音の隙間にギターを弾くことは必要なのだろうか?」

そんな山口さんの感触が何となく分かるような気がした。

大島さんのソロの最後には二人での演奏。それぞれの持ち歌にそれぞれが三線とギターで伴奏をつける。これがまた素晴らしい!ギターの音は必要でした!!

大島さんの曲は「流星」。2007年のアルバム「大島保克 with ジェフリー・キーザー」の中でもピアノと三線で演奏されているとて美しい僕の大好きな曲。ピアノの代わりにアコギの音色。音数の少ない繊細なその音は「流星」という曲が視覚化される効果をより一層引き立てていた。会場の人達はきっと音と音の間に「流れ星」を見ていたんじゃないかと思う。本当に綺麗な星空だった。

山口さんの「Nowhereman」での三線の響きはこれまた格別。シンプルな楽曲にシンプルな音の相乗効果は、全く僕らの想像を超えた音像世界を作り上げ、その心地よさと言ったら現実感が薄らいでしまうほど次元を超えている感じだ。

アンコール。

「月の曲を2曲やります。」再びステージに現れた大島さんが最初に言ったこの一言で、どの2曲か直ぐに分かった。分かったと同時にちょっと鳥肌が立つぐらい嬉しかった。やはり最後に演奏されたのは「月ぬ美しゃ」と「満月の夕べ」。

「月ぬ美しゃ」はただただひたすらに美しく、僕はこの感動の中でうるうるしていた。そして「満月の夕べ」。二人で交代でボーカルをとっていた。大島さんの唄う「満月の夕べ」を聴いた瞬間、僕の涙腺は決壊。心に響くにも程がある。

山口洋、大島保克この二人によって演奏された「月ぬ美しゃ」と「満月の夕べ」は、あまりにも美しく、あまりにも切なく、あまりにも希望の光に満ち溢れていた。これはただ単にこの2曲に象徴的に現れているだけで、ライブ全体にこの感じが終始貫かれていた。

すばらしい音楽をどうもありがとう。

Sn3m0143

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コメント

おれもぜひ大島さんの三味聴きたいです。

さすがに、じろさん、よくチェックしてますね~。

投稿: 海光 | 2011年5月12日 (木) 13時24分

これだと中華三昧ですぞ(笑)。

三線です。

大島さんの島唄を聴くと「唄者」という言葉が良く分かりますよ。

投稿: じろ | 2011年5月14日 (土) 15時53分

三線。そうですね。
しゃみで打ったら、中華三昧とでた。
さんしんでは出てこなかったので・・つい。

中華三昧と云えば、先日来た尼崎の友の実家に行った時、食べようと(自分だけ)そう思っていた中華三昧の最後の一個が食べられたと言って、お母さんに拗ねて、不貞寝してました(笑)。しかも、ぬいぐるみのモコモコちゃんを抱っこして・・
今思えば、みんな子供だったんだね~。

彼だけかな(*^-^)

投稿: 海光 | 2011年5月20日 (金) 10時28分

あの方は特別だね(笑)!

投稿: じろ | 2011年5月29日 (日) 21時36分

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