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2010年4月22日 (木)

抑えられたエネルギー

今回は1本だけしかチケットを取れなかったけれど、もっと行きたかっ
た。観終わってから心底そう思った。

Bob Dylan
2010年3月24日(水)
ZeppTokyo

メンバー:
BOB DYLAN,
TONY GARNIER (bass),
DON HERRON (steel guitar / mandolin / violin / trumpet),
STUART KIMBALL (guitar),
GEORGE RECILE (drums / percussion),
CHARLIE SEXTON (guitar)

僕は2001年の来日公演(このときは2回観た)が初めて生で観るBob Dylanだった。初めてだっただけにその時に受けた衝撃は大きく、たまにズキズキ痛み出す古傷のように、今でも僕の体の中に残っている。

今回は2回目ということもあり多少余裕をもって観られる、と思っていたのはつかの間、圧倒的な音の世界に引きずり込まれていく。

場所が悪く本人の姿は殆ど見えなかったものの、ライブそのものは十分に満足のいく内容だった。既知の曲は真新しい曲のように新鮮で、初めて聴く曲ですら馴染み深い曲のように体の中にすぅーと入っていく。

楽曲そのものの素晴らしさ、アレンジの巧みさ、演奏の質の高さ、そしてBob Dylan自身がそこにいるという奇跡。このライブの中で僕は何も予想もできないない世界に埋没していく。

今回すごく感じたのは、いろんなことがもの凄く抑えられて表現されているということ。歌や演奏のテンション、音量や音圧、演出等々、ライブそのもののエネルギーが巧みに制御されている。その全てを客席にぶつけず抑えたままの状態で表現されることにより、観客である僕らは直接的の伝えられる音の凄さと、その向こうに見え隠れしている、抑えられて表出されていない部分を想像することによって二重の衝撃を受けてしまうような感じだった。

(※それでもこの日のライブは、いろんな記事やブログなどを見ると、来日公演の中でもかなりのテンションの高さであったらしい)

もうひとつ。前回の来日公演と比べると何か違う印象を受けていた。それを上手く言葉で表現できないなぁと思っていたら、渋谷陽一氏が適切な表現で彼のブログに書いてあったのでこちらを。<ボブ・ディランを観る>

この「猥雑感」のカッコ良さは唯一無二。ある意味、世界中のRockの頂点だと思う。

Bob_dylan1

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