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2010年4月23日 (金)

テンパリットソング

今回で2回目の観劇となるネコ脱出の芝居を観にいった。

劇団:ネコ脱出(主宰:高倉良文)
演目:『テンパリットソング』
脚本・演出・殺陣:高倉良文

あらすじなどはこちらを。

Photo

毎回感心するのだが脚本が本当に良くできている。ひとつの大きな物語の流れの中に、主人公を取り巻く登場人物のキャラに合った全く別々の出来事が、全く違和感無く融合して次々と展開していく。それぞれの出来事にはちゃんと意味があり、大きな物語の重要な構成要素になっている。

それにもまして今回はコメディだ。いたるところに笑いが仕掛けられており、物語の展開を加速させる役割を果たしている。そしてそのそしてその笑いがいちいち面白い。


キャスティングそのものにも笑いが仕掛けられている。小学5年生役を演じるのは強面の40歳過ぎのおっさんだ。見た目はどう贔屓目に見てもヤクザだ。それもかなり怖そうなヤクザだ。浩二君が現れた時の会場のどよめきとそれが爆笑に変わるさまには、思わず「やられた。」だった。


この小学5年生役のヤクザのおじさん。Dragonさんという役者さん。Dragonさんはかみさんの友人のご主人でこの芝居を観させていただくきっかけを作っていただきました。(Dragonさんは現在役者業よりも、後輩の育成に心血を注いでいらっしゃいます。)



前回と同じような感想ですが...。


目の前で芝居をしている方々が声として発しているのは台本に書かれている台詞だ。それがある瞬間に言葉に変わる。言葉は自分にとって意味のあるものであり、自分にとって必要な言葉は体の中に入ってくる。そうやって言葉として伝える能力をもっているのが役者さんなんだろう、と改めて認識させられました。

特に今回の小学5年生役のDragonさんの台詞は小学五年生の言葉になって観客に伝えられていました。お母さんに対する思いやりあふれる言葉は、ご年配のお客さんにはもろにハマったようで、皆様すすり泣いていらっしゃいました。


この方はきっと芝居に選ばれた人なんだろうなぁ、と感じずにはいられませんでした。



罵声飛び交うテンションの高い台詞回しはコメディなれではの手法ではあるのですが、一度この方の、声を張らない芝居を観てみたいなぁと、何故か僕は思っておりました。


芝居はクライマックスを終え、大団円。最後は出演者全員で歌いながらの踊りで終了。この時の出演者の方たちの表情がすばらしかった。本当に心の底から楽しんで芝居をしている、舞台を作っている、自分を表現している。そんな感じの表情を見ていると、僕は「羨ましい!」とさえ思ったほどでした。



芝居が終わり、かみさんと遅い昼食をとりました。今見てきた芝居の感想などを、二人してやや興奮気味に語り合うのもとても楽しい時間でした。



どうもありがとうございました。

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コメント

お芝居って、すごいですよね。
昔から好きですが、ライヴも芝居もだと
なかなか行けないのが現状です。

でも、行くと
すぐにその世界に吸い込まれてしまいます。
ある意味ライヴですからね。
生の力ってすごいですよね。

投稿: もりねえ | 2010年4月23日 (金) 19時16分

>もりねえさん

そうそう、本当にそうですよね。

ライブ!ライブが凄い!


音楽でも芝居でも落語でもライブで見ないと本当の良さは分からないですよね。

やっぱ足を運ばないといけませんなぁ。なかなか難しいですけど...。

投稿: じろ | 2010年4月25日 (日) 01時00分

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