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2010年1月27日 (水)

役者

かみさんの友人の旦那さんが客演として出演するというのでお誘い頂きました。

劇団:ネコ脱出(主宰:高倉良文)
演目:『茶沢通りに咲いた花』
脚本・演出・殺陣:高倉良文

やっぱり足を運ばないといけない。こういう素晴らしいものに出会うには自分で足を運ばなければならないのだなぁと痛感しました。

いやぁ、本当に面白かった!

下北沢という街で繰り広げられる、時代の時間軸も大きく異なる6つの物語をオムニバス形式に平行で走らせていく。それぞれの物語は独立はしていながらも微妙に絡み合う。共通の題材である、下北沢茶沢通りに咲いている「花」をモチーフとして、生きる「希望」という大テーマに全ての物語が収斂されるという演出は、観客の想像力を大きくかきたてていくのです。

いわゆる謎解きのような要素は無いのだけれど、それぞれの物語の中に物語と物語を繋いでいくヒントが埋め込まれている。観客はストーリーを追うのと同時に、無意識のうちにそのヒント探しに意識が向けられ、結果として物語の中に深く深く入り込んでいってしまうのです。

所々、胸を射抜かれるような鋭い台詞が突きつけられる。でもそれを突きつけるのは言葉そのものの力だけではなく、役者さんの力によるところが大きい。この芝居の中でその力が一番強かったのが、客演されているかみさんの友人の旦那さんでした。

台詞の中で語られる言葉の本当の意味。台詞としては発せられておらず具体的な言葉にはなっていないけれど、台詞の中に込められてる意味。それらを如何に観客に伝えきるか、それを表現しきることが出来るかが役者さんの力だと。この方の演技を観ながらそう感ぜずにはいられなかったのです。

僕らは芝居を観ると同時に、「役者」を観ました。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

ありがとう!!

観に来てくれてほんとうにうれしかったです。

あの劇団の主宰の高倉さんは、役者の隠し持っている魅力を引き出す天才だとつくづく思う。

そういう人と出逢えることは役者としては最高に幸せなんだろうなーと思いました。

次回は是非、じろさんのライブに夫と共に行かせてくださいね!

投稿: ユリ | 2010年1月30日 (土) 03時49分

先日はご夫婦で観劇ありがとうございます!
お礼が遅くなってすいませんでした。
日記に励まされ、自分の在りかたは間違いではないのだと思っています。自分の在りのままで生きるということは、エネルギーのいることですがこれからも猛進していきたいと思います。 龍太

投稿: 龍太 | 2010年1月30日 (土) 16時33分

>ユリさま

声をかけてくれて本当にありがとう!とても楽しい時間を過ごすことができました。こういう出会いは生きていく上で本当に重要なことだと思います。

われわれのライブはまだ未定ですが、ぜひ来てくださいね。このお芝居とはレベル感がだいぶ違うけど、がんばりますよー!


>龍太さま

素晴らしいお芝居をどうもありがとうございました。本当に楽しかったです。

自分が本当に好きなことが自分の中で具体的にあって、それを自分の仕事として取り組めるなんて本当にうらやましい限りです。それが間違いであるはずはありません。大変な道かもしれませんが、頑張ってください!夫婦で応援しております。

投稿: じろ | 2010年2月 1日 (月) 21時43分

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