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2010年1月

2010年1月29日 (金)

VIEW

VIEWというバンドのライブを見てきた。

2010年1月25日(月)Crocodile(渋谷)
<VIEW>:
石間秀機(シターラ)
遠藤敬三(ベース)
石川雅春(ドラム)
長池秀明(キーボード)

この<VIEW>というバンド、あの石間秀機さん率いる超絶インストバンド(「超絶」と言ってもバカテク系ではありません)。石間さんが「景色」と呼んでいる、曲のタイトルからインスパイアされる、人が生きていくうえでの様々状況や感情、心の内面や生きるべき道、等々のテーマをインスト楽曲として「音」で表現をしている。

一見、フリーにジャムっているかのようなアプローチから、4つの「音」が組み合わされた時に最大限の効果が発揮されるように綿密に計算されたアレンジで表出される楽曲は、ロックとかジャズとか既成のジャンルでくくる事の出来ない、またそのなことをする意味を全く感じさせない<VIEW>の独自な表現としてライブ演奏の中で具現化されている。

時には肉体を直感的に刺激する、スリリングでハイテンションな4つの「音」のぶつかり合い、時には心の奥底に響く美しいメロディ。4人の稀有なミュージシャンによって次から次へと繰り出されていく「音」は聞く者にひとつの「景色」を見せつける。いや視覚的に見えるというよりは、自分自身がその「景色」の中に入り込んでしまうような感じ。映画を見ている間に、自分がスクリーンの中に入り込んで、その物語の一部になってしまうような、そんな感じだ。

<VIEW>の音源はないようなので、ぜひライブで体感していただきたい。次回のライブは3月21日、同じくクロコダイルで行われる予定だそうです。

僕は高校時代からずっと石間さんのギターを聴き続けている。30年ぐらいずっと大ファンだ。今もこうやってステージに立ち続けてくれている。新しい音楽を届けてくれる。なんて幸せなことだろう。Flower Travelling Bandの活動再開も、ものすごい嬉しいことだけど、この<VIEW>の音楽をライブで聴けることは僕にとってはまた違った大きな意味があるような気がする。

石間さん、どうもありがとうございます。

※石間秀機さんご本人の話やシターラの話など、書きたいことは山ほどあるのですが、それは別の機会にちゃんと書きたいと思います。今日は、<VIEW>最高!のお話でした。

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2010年1月27日 (水)

役者

かみさんの友人の旦那さんが客演として出演するというのでお誘い頂きました。

劇団:ネコ脱出(主宰:高倉良文)
演目:『茶沢通りに咲いた花』
脚本・演出・殺陣:高倉良文

やっぱり足を運ばないといけない。こういう素晴らしいものに出会うには自分で足を運ばなければならないのだなぁと痛感しました。

いやぁ、本当に面白かった!

下北沢という街で繰り広げられる、時代の時間軸も大きく異なる6つの物語をオムニバス形式に平行で走らせていく。それぞれの物語は独立はしていながらも微妙に絡み合う。共通の題材である、下北沢茶沢通りに咲いている「花」をモチーフとして、生きる「希望」という大テーマに全ての物語が収斂されるという演出は、観客の想像力を大きくかきたてていくのです。

いわゆる謎解きのような要素は無いのだけれど、それぞれの物語の中に物語と物語を繋いでいくヒントが埋め込まれている。観客はストーリーを追うのと同時に、無意識のうちにそのヒント探しに意識が向けられ、結果として物語の中に深く深く入り込んでいってしまうのです。

所々、胸を射抜かれるような鋭い台詞が突きつけられる。でもそれを突きつけるのは言葉そのものの力だけではなく、役者さんの力によるところが大きい。この芝居の中でその力が一番強かったのが、客演されているかみさんの友人の旦那さんでした。

台詞の中で語られる言葉の本当の意味。台詞としては発せられておらず具体的な言葉にはなっていないけれど、台詞の中に込められてる意味。それらを如何に観客に伝えきるか、それを表現しきることが出来るかが役者さんの力だと。この方の演技を観ながらそう感ぜずにはいられなかったのです。

僕らは芝居を観ると同時に、「役者」を観ました。

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2010年1月20日 (水)

歌う男と彩る男

2つのライブを見る。偶然だけれども両方とも2人構成のライブ。

ひとつのライブは山口洋(Vo,G)&細海魚(Key)の二人でHEATWAVEのデュオ版。もうひとつは信夫正彦(Vo,G,Key)with伴慶充(Dr,Cho)、いつもの二匹ライブ。

2010年1月18日 
山口洋&細海魚(HEATWAVE)
横浜 Thumbs Up

2010年1月19日
信夫正彦with伴慶充
新横浜 Bell's


二人の歌う男はそれぞれの相方と、その日の音とその時の心を紡ぎ合わせ、伝えなければならない「何か」を、歌うことによって表現している。

僕はそれぞれのライブで、その歌い出しのほんの数秒でその「何か」に掴まえられてしまった感じだった。僕にはその「何か」をうまく言葉で表現したり、説明したりすることは出来ないけれど、確実にそれはそれぞれの歌の中の核として存在していた。

山口洋さんが最近ブログの中で「ひかり」という言葉で表現をしていることがこれなのではないかと、おぼろげながら思っていた。

細海魚さんの鍵盤の音は、色が見えるようなメロディと音色だ。それぞれの曲の中でその歌自身が欲する本当に必要な音が奏でられている感じがする。多くもなく少なくもない。歌で表現されている様々な情景やら心象風景、その背景の彩りを魚さんの鍵盤が描いている感じだ。


伴さんのドラムは「歌」だ。

ドラムはリズム楽器なので、その良し悪しを通常「ビート」とか「グルーブ」とかいう言葉で表現される。でも伴さんのドラムは「メロディ」とか「声」とか「言葉」が聴こえてくるような感じがしてしょうがない。特に信夫氏とのこのシンプルな構成でライブをする時がより顕著だ。彼の歌と一緒に「歌」っているようなドラムで、その「歌」はそれぞれの楽曲にとって必要な彩りと奥行きを、出しゃばることなく自然な感じで与えている。

(伴さんは自身のインタビューの中でHEATWAVEでの経験がなければ、信夫氏と演奏する時のようなドラミングはできなかった、と述べている。もちろん伴さんのドラマーとしてのビートやグルーブ感は凄くカッコいい。ムダ打ちのないストイックでタイトなドラミング。SHAKESでのライブではそれを思う存分感じることが出来る。)

二人の「歌う男」はそれぞれの「彩る男」と一緒に僕らに伝えるべき「何か」を届け続けてくれている。

僕も歌おう!

と思った横浜2Days。楽しくて、嬉しくて、たまらないライブだった。

追記
この日は阪神・淡路大地震15年目の翌日。山口さんは「満月の夕」を歌ってくれた。山口さんも魚さんも、感情の高まりがそのまま演奏に現れているかのような圧巻さで、二人の伝えたいことが観客に届けられていた。僕はこの曲を生で聞くのは初めてだったけど、それがこの日のこの演奏だったことを嬉しく思っている。

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「それでも人はまた 汗を流し 何度でも出会いと別れを繰り返し
      過ぎた日々の痛みを胸に いつか見た夢を目指すだろう」

                  HEATWAVE 『満月の夕』 より

「そして手のひらにふれる meaning of life, it's alright
     そしてかたく握りしめる meaning of life, it's alright」

                  信夫正彦 『Life』 より
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2010年1月12日 (火)

オリビアを聞けないよ

これもまた去年の話。

Olivia Newton Johnの昔のアルバムをここ1年ぐらい探していたのですが殆どない。「再発されないかなぁ」と、思っておりました。

それが昨年の9月に紙ジャケSHM-CD版で11タイトル発売のニュース!小躍りして喜んだものの、2回の発売日延期の後、突然の発売中止に!!

発売日にタワレコに行ってもどこにも見当たらない。ディスクユニオンに行ってもない。「また延期されたのかなぁ」と思いながら店を出かけたのですが、どうしても気になって店に引き返し、店員さんに聞いてみると、


「発売中止になりました。」


僕は思わず「え゛ぇー!?」と驚きの声を上げてしまいました。

最近ではVan Morrison紙ジャケシリーズに続いて二度目のショック。(Van Morrisonの時は枚数が多いので3期に分けてリリースされる予定が1期がリリースされた後、2期分移行は発売中止)


どちらも発売中止の理由は良く分からず「アーティスト側の意向により」と言う説明程度。一体何があったのかなぁ?


楽しみにしていたので残念でした。


Olivia


 




※写真は中2の時に買ったオリビアのベストアルバム「私小説」(←邦題です)

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 「Have you never been mellow
       Have you never tried    To find a comfort from inside

    Have you never been happy    Just hear your song
                 Have you never let someone else be strong」

     Olivia Newton John 『HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW』 より

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2010年1月11日 (月)

蒲田組

大変遅くなりました。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

更新をサボっておりまして、年末12月26日の話です。

兄貴が入っていたセッション・サークル「蒲田組」に入れていただき、僕も今年からその「納会」に参加させていただきました。

※「蒲田組」の詳しいことはこちらに書いてあるのでご覧になってください。

演奏する曲とその演奏メンバーは全てmixi上の書き込みで決定されていきます。参加メンバーが各自自分の演奏したい曲を<表明>エントリー。他の人が<表明>エントリーした曲に<便乗>エントリー。演奏者がパートごとに必要数揃ったら、その曲は演奏可能、<ロン>となります。

91曲が<表明>エントリーされ、当日は28曲+2曲(当日決定曲)が演奏されました。(今回は、ベース:14人、ドラム:6人、ギター:13人、キーボード:5人、ボーカル:12人、見学2人の総勢52人)

僕も数曲<表明>エントリーし1曲が演奏可能。他に<便乗>エントリーした曲が3曲演奏可能となり、合計4曲の演奏となりました。

下記4曲ギターで参加しました。
・春夏秋冬/泉谷しげる&Loser
・ミュージック/麗蘭
・ダーリング/沢田研二
・スローバラード/RCサクセッション

ここ10年ぐらいJohn G. Roseのメンバー以外の人達と演奏する機会は殆どなかったし、最近は曲のコピーも全くやっていないのでとても新鮮でした。

リハは一切なしの一発勝負。自分の曲は練習不足がたたり、後で聞いてみるとかなりボロボロでした(涙)。

それでも良いのです。演奏の質(ヘッポコなのは僕だけ。他の皆さんは質の高い演奏をされていました)はさることながら、この寄り合いはとにかくみんなが音楽を心の底から楽しんでいることが本当に素晴らしいのです。上手下手はどうでも良くて、自分の好きな曲を楽しい仲間と一緒に演奏できる、楽しそうに演奏しているみんなの曲を聴くことが出来る。みんながみんな終始楽しそうな笑顔を絶やさない。そこにはみんなが愛して止まない「音楽」がある。蒲田組の納会はそんな場所なのです。

また来年が楽しみです。


2009








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 「僕ら夢を見たのさ とってもよく似た夢を」

      RCサクセッション 『スローバラード』 より

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