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2009年7月

2009年7月31日 (金)

明日につながる音たち

最近見た二つのライブの話。

両方ともに僕の大好きなミュージシャンが所属しているバンド。全然タイプの違うこの二つのバンドのライブを見て、同じような印象を持ってライブ会場を後にしました。

二つのバンドのライブで共通に感じたのは、ここで奏でられている「今」の音の中に「未来」を予見する何かを感じること。この音はここで完了するのではなく、明日の新しい音に繋がっている、という期待を観客に抱かせる何かが音の中に込められている。

NOWHERE>と<吹ゞ>。

NOWHERE
元Shady Dollsの塚本晃率いるこのバンドにKey:信夫正彦が加入。もともと大好きだったこの3ピース・バンドにKeyとして信夫正彦が入るとどんな風に変わるんだろう、と期待はかなり高まっていました。

でも<NOWHERE>は何も変わっていなかった。何も変わらないまま一歩向こうへ進んでいた。一緒に新加入したベースの安藤さんを含め、最初っからこの4人でこの音を出していたのではないかと思うぐらいの「今」の音だった。とにかく、かっこ良かった!

長らくソロで活動していた信夫正彦が久しぶりに「バンドマン」に見えて嬉しかった。

吹ゞ
サックスプレイヤー安田将人のリーダーバンドである<吹ゞ>。サックス、ベース、ドラムの3人組、ノンジャンル・インスト・バンドです。僕の大好きなベーシスト若山隆行が参加しています。

このバンド、3人の強力な音がぶつかり合って様々な心象風景を創り上げていきます。そしてライブを見る度に表情の違う音が飛び出してくるのです。

今回のライブでは、何かまたひとつ変わった感じがしました。3人の音のせめぎ合いがさらに高度になっていく感じでした。これからこれがもっと進歩していくんだろうなぁ、と感ぜずにいられません。

「First Light」と言う曲で、若山隆行が本当に気持ち良さそうにベースを弾いている姿を見て、嬉しくて涙が出そうになった。

石垣島からの投稿でした。

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2009年7月10日 (金)

二年越しのulma

先日、<ulma sound junction>(ウルマ・サウンド・ジャンクション)というバンドのライブに行ってきました。このバンドのライブを見に行こうと思い立ってから、かなり長い時間が経ってししまっており、二年越しのライブ初参戦でした。


実はこのバンド、沖縄で高校教諭している知人の教え子さん達。二年前、その知人から1枚のCDが我が家へ送られてきました。

Sn360030







「東京でがんばって活動していますので、ぜひ応援してあげてください。」



こんな趣旨の手紙が同封されていました。遠く石垣島から上京し、東京で音楽活動している自分の教え子達の為に、東京に住んでいる僕のところへCDを送ってくれたのです。


最初は直ぐにでもライブに行こうなどと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、結局こんなに経ってしまいました。でもずっとずっと気になっていて、彼らのHPなどを覗いたりしていて、バンド活動のチェックはしていました。それが今回ようやく行けたと言うわけです。



すっげーカッコいいバンドでした!驚きです!!新しい時代の新しいプログレだ!(↑表現が古くてオヤジくさい。おっさんはすぐジャンル分けしたがるぞ。)



ラウド系のアプローチをしながらもメロディアラスな主旋律と際立った存在感のあるボーカル。重厚なドラムから繰り返し叩き出される変拍子と緻密に練られたギターアンサンブル。緩急のついたドラマチックな曲構成は長尺でありながらも、最後まで聞かせられてしまう。個々人の高い演奏能力に裏打ちされた、彼ら独自のバンドサウンドは、Rockの既成概念を超えた新しい音楽の可能性を内包している感じ。クオリティの高い演奏とバンドとしてのオリジナリティは唯一無二の存在感を表出しており、こんなおっさんの古びて凝り固まった感覚にも訴えかけるものがあったのです。



最近の若い世代のミュージシャン(彼らは20代前半)によって新しいRockが生み出されている。結構嬉しいショックでした。自分の音楽的な趣味嗜好とは全然違うけれど、とても気に入りました。またライブを見たい。




ライブが終わってから、メンバーに声を掛けさせてもらいました。先生がCDを送ってくれて、僕が今日ここに来たこと等お話しました。


メンバーの顔が驚きの表情から嬉しさに変わっていくのが手に取るようにわかりました。先生が自分たちのことを心配してくれて、自分たちの知らないところで応援していてくれたことをとても喜んでいました。先生の名前を何度も言いながら、高校時代の話を口々にしだす頃には、みんな少年の表情に戻って目を輝かせていました。そんな彼らを見ていると僕も本当に嬉しくて、あれから二年も経ってしまったけれど、この日ここを訪れることができて本当に良かったと、心の底から思いました。彼らの笑顔と先生の心に感謝した夜でした。




本当に自分達の表現したい音楽と真摯に向き合って作り上げられた音だと思います。どう贔屓目に聞いても、とても一般受けするような音楽ではないとは思うけれど、彼らの音楽がたくさんの人々の耳に届くといいなぁ。ぜひこれからもがんばってください!また遊びに行きます。

 


Sn360028





 


ulma sound junction>。好きなバンドがひとつ増えました。

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