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2008年10月

2008年10月26日 (日)

御礼と<John G. Rose> その1

ライブから1週間が経ちました。前回の記事はライブ前に書いたのでこれがライブ後の最初の記事です。

みなさまご来場いただき誠にありがとうございました。演奏に関してはミスも多くまだまだ課題はたくさんありますが楽しく演奏できたのでとてもよかったと思っています。特に最後の曲は本当に特別な感じでした。なんだか自分たちが一生懸命弾いているという感じではなく音の中をフワフワ浮きながら誰かに「弾かされている」感じで、とても心地良く、楽しくそして幸せな感じで演奏していました。これは他のメンバーも同じように感じていたようです。

<John G. Rose>の紹介などを少し。

我がバンド<John G. Rose>、今年で結成10年目。細々ながら継続的に活動を続ける事が出来ている。こんなに長く続けられるのは大変ありがたいことであり、一緒にやってくれている他のメンバーに感謝しています。

メンバーは3人。Dr, B, Gの3ピースであるが専任のBとVoがいない。ギター弾きの2人(私とJonathan)が交代でベースを担当している。基本ルールは<ギターを弾く人が歌う>としており、演奏する曲によってギターとベースを二人で交代して弾いています。最初のころはコピー曲をやっていたが、ここ3年くらいはオリジナルをやっています。

オリジナルを始めてから、ますます面白くなってきたのが実感です。

つづく

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2008年10月18日 (土)

Song In My Heart

みなさま

本日はJohn G. Roseのライブにお越しいただきありがとうございました。ライブ中にお話をした赤いムスタングのことをお話しようと思います。

今日最後の曲でゲスト出演してくれたのは僕の兄貴です。兄貴は食道がんのため医師からはあと半年の命と言われています。2年半前に発病し、放射線治療、抗がん剤、摘出手術とできる治療は全て行ったのですが今年の4月に3度目の再発が発見され、もう治療の打つ手がなくなってしまっている状況です。

兄貴は中学生のころからCharさんの大ファンで、今までもずーっとギターを弾いていました。がんになってからも病室にギターを持込んで、診療の終わった誰もいない待合室で一人で弾いていたりしていました。CharさんだけではなくRock全般に造詣が深く、音楽を心から愛しています。

兄貴は66年のムスタングを持っていました。でもこのムスタング、なかなか言うことを聞いてくれず、何度メンテナンスに出しても鳴らなわ、チューニングは狂うわで手を焼いておりました。ついに兄貴はこのムスタングを手放すことに。Charファンの間では有名なグラウンワイドさんへこのムスタングを売りに行きました。今年の夏、猛暑の中病院を一時外出しお店までたどり着きました。そこでこのムスタングに出会ったのだった。

Photo

音の鳴り、アームを思いっきり動かしてもチューニングが狂わない、ピックアップの改造がCharさんのものと同じ(このタイプはファンの間では「気絶ムス」と呼ばれている物らしい)。試奏していた兄貴が驚きの声をあげる。この日かなりの不調で苦しそうにしていた兄貴の顔が一瞬にして明るくなった。本当に嬉しそうだった。

やっとめぐり逢えた1本だった。

がんの再発の影響、痛み止めや抗不安剤による副作用で寝たきりになっている時間が多くなってきており、なかなかこのギターを弾く時間も持てなかったのだが、それでも唯一楽しい時間を過ごせる大変貴重な「おもちゃ」であった。

ちょうどこの頃John G. Roseの今日のライブ出演が決まっていた。僕は兄貴にこのギターを持ってライブに出てもらいたいと思った。メンバーに相談し快諾。兄貴にライブにゲスト出演する話を持ちかけた。もちろん曲はCharさんの曲で、兄貴に選んでもらおうと思っていた。兄貴はちょっと照れくさそうに、でも少し喜びながらも出演すること決めた。選ばれた曲はJohny, Louis & Charの「Song In My Heart」だった。僕も大好きな曲だ。

さっそくJohn G. Roseは「Song In My Heart」の練習に取り掛かった。ライブは2ヵ月後。僕らにとって新曲を一からコピーするにはちょっとタイトなスケジュールだったが、どうにか形になってきた。

でも、間に合わなかった。

兄貴の左手は全く動かなくなってしまった。もうギターは弾けない。左頚部に再発したがんは徐々に大きくなり、周辺の神経を強く圧迫していき左手の運動機能を奪ってしまったのだ。せっかく大好きな1本とめぐり逢え、あんなに嬉しそうにしてたのに。ライブもすごく楽しみしていて、体がしんどいながらも、手の動きが悪くなりながらも一生懸命練習していたのに。僕にとってはある意味、余命宣告を聞いたときよりもショックが大きかった。結局、兄貴がこのギターを弾いて2人で練習できたのは一回だけだった。

それでも兄貴はライブに参加してくれるという。歌でもキーボードでもタンバリンでもいいから出てくれると言ってくれた。嬉しかった。

今日僕はこのギターを弾く。このギターで「Song In My Heart」を弾く。兄貴のかわりに僕が弾く。この曲を弾くときの僕の左手は兄貴の左手だ。

兄貴に感謝しています。今日一緒にライブができたことを。どうもありがとう。

今日、ライブを見に来ていただいた皆様本当にありがとうございました。そしてこの話を相談した時「音楽を愛する仲間として、ぜひ協力させて欲しい。」と申し入れてくれた2人のメンバーに心より感謝いたします。

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